<図解付き>ラベンダーの剪定位置

2007 年 9 月 28 日
カテゴリ: 管理作業

これまで当ブログではラベンダーの刈り込みは絶対にしなさいよ、と口が酸っぱくなるほど強調してきました。

参照 ⇒ ラベンダーの刈り取りは必須事項

しかし刈り取りの重要性はわかったとしても、いざ株を目の前にすると、どこまで刈ったらいいか迷ってしまうようです。せっかく大きく育ったのにもったいないとか、刈り過ぎて枯らしてしまうのではと危惧する場合もあるでしょう。

これまでは「葉を数枚残す位置で」「半球状になるように」刈り込むようにと表現してきましたが、言葉足らずのようで質問のメールを複数いただきました。

そこで今回は図解付きで、少し具体的に説明したいと思います。

説明の前に、ラベンダー生産農家さんの意見を見てみます。

国道237号沿い、上富良野町のドライフラワーイワタさん。
ラベンダーの質問コーナーの中で『刈り込む位置は、今年延びた穂の下から2?3cmぐらいの所が目安』と記しています。

ラベンダー生産農家の太田農園さん(ウチのお隣さんだったりする)。
ラベンダーの育て方の中で『刈り取る位置は古木から2cm程度上で刈り取ると良い』と表現しています。

このことを踏まえて、まずはラベンダーを1本じっくり観察してみましょう。


ラベンダーの葉は2枚を一対として、数段、品種によっては十数段、一本の茎に葉が並びます。その一段一段の葉は交互に90度向きを変えています。陽の光を十分に浴びるためのラベンダーの知恵ですね。この写真ではすでに新芽が出ています。

ラベンダーの剪定
大きな○で囲んだのが新芽の部分。小さな○の位置も新芽が出てくる箇所。青い○は昨年の刈り込み位置になります。ハサミを当てた位置が推奨する刈り込み位置ということになります。

ここでラベンダーの新芽は茎と葉の間から出ているということに気づいたでしょうか。草花に親しんでいる方であればいわば常識といえるでしょうが、どこから新芽が出てくるかはおさえておきましょう。下の方で木質化し葉が枯れてなくなっている場合もありますが、この場合も以前葉の付いていた場所から新芽が出てきます。

<図解>ラベンダーの剪定
図を描いてみました。この例の場合、葉が7対(14枚)と枯れた葉の3対(6枚)の計20ヵ所から新芽が出てくる可能性があります。

剪定をしなかった場合、日光を十分に受ける上部の2,3ヵ所から新芽が伸びるでしょう。日陰となる下側の新芽は伸びにくく、あるいは途中で枯れます。また重みで茎が倒れたり他の茎と絡み合ったりして、ヒョロヒョロとまとまりのない株になります。

刈り込む位置が高い場合(弱剪定)やはり同様のことが言えます。もったいないからと一番上部の葉の上側で刈り込んだ場合、剪定しなかったのと同じことになります。

逆に刈り込みを低く、緑の葉の残らないような位置でした場合(強剪定)、木質化した部分からでも新芽は出てきます。ですが1つの株を丸裸にしてしまうと光合成ができないからか、枯れてしまうことがあるようです。あまりきつく刈るのも考えものです。

ここでは理想の剪定位置を緑の葉を1対(2枚)?3対(6枚)残す位置としました。


長々と細かく見てきましたが、実際の刈り取りには1本1本葉の枚数を確認してハサミを入れるということはやりません。鎌でバッサリいきます(写真はファーム富田)。

「半球状に」あるいは「丸い座布団のように」という表現で刈り込み後の姿を表現します。1本1本見ていけば剪定が弱かったり強かったりするわけですが、全体として丸くまとめる方を優先します。

結論・あまり神経質にならずにバッサリいきましょう。刈り込み後が緑色ならOKです。花の収穫時と晩秋に伸びた部分を剪定。基本的には春は行いません。

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5 件のコメント »

  1. ラベンダーの刈り込みをサボっていたので
    非常に樹形が 乱れております。

    よくみると
    かなり上のほうまで木質化しているのですが
    やはり、刈り込みの際
    木質化した部分は 残したほうがよいのでしょうか?

    ちなみに ただ今 背丈は60センチほどで
    中心の幹(茎)は、ほぼ全体が木質化しています

    申し訳ありませんが
    アドバイスいただけると 嬉しいです
    m(_ _;)m

    コメント by YO — 2008 年 6 月 4 日 @ 10:48 AM

  2. YOさん、こんにちは。
    木質化している部分を切っても新芽は出てきますので、樹形を整えるようにバッサリと剪定されてはどうでしょうか。
    ブログでの報告楽しみにしています。

    コメント by 管理人 — 2008 年 6 月 5 日 @ 8:11 AM

  3. 管理人様

    お返事ありがとうございます。

    ただ今 つぼみをたくさん付いていますので
    花を刈り取ったあとに
    ばっさり がんばってみます。

    コメント by YO — 2008 年 6 月 8 日 @ 1:20 PM

  4. ラベンダーをどう管理すればいいのか迷っていました。
    一昨年時植えしたラベンダーを昨年は何もせず、冬の雪で押さえられ真ん中が開いた状態になっていました。
    今春、新芽が出て空いていた中も枝が伸び形良くはなったものの、あまりの茂り具合に剪定のやり方もわからず困っていましたが、古木から2cm程度のところで刈り取ればいいのですね。
    助かりました、肥料もあげ来年も元気に咲いてもらえるようにします。
    ありがとうございました。

    コメント by don_poke — 2008 年 6 月 28 日 @ 3:59 PM

  5. こんにちは。ラヴェンダーに魅せられて数十年。一昨年ようやく庭に植えて、去年剪定をしました。剪定の正しい位置がわからず、困っていたのですが、御記事のお陰でようやく納得しました。美しい花をたくさん咲かせてくれた木に、きちんと手入れしてあげられます。ありがとうございました。

    コメント by atsukina — 2008 年 8 月 6 日 @ 7:39 PM

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ラベンダー発祥の地碑このブログは北海道・富良野地方のラベンダー発祥の地・上富良野町東中地区で農的な暮らしをしている管理人が、富良野を訪れる観光客への有意義な情報の提供と、全国でラベンダーの栽培に取り組む方との交流を目的に作成しています。

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