イングリッシュラベンダーの増殖方法としてもっとも一般的なのが挿し木です。ただ一概に挿し木といってもいくつか方法があって、富良野地方でラベンダーの育苗農家の用いるのは「休眠枝挿し」と呼ばれる方法です。

富良野地方では雪解け直後の4月下旬から、新芽の伸び始める5月中旬頃までが休眠枝挿しの適期となります。逆にいえばこの時期以外、挿し木は行わないということです。
一般的にはラベンダーは1年を通して挿し木ができることになっています。では夏から秋にかけて行う挿し木を何と呼ぶかというと「緑枝挿し」です。青々とした葉っぱのついた状態で挿しますので、粗放的な休眠枝挿しと違い、特に蒸散を防ぐ手立てが重要となるようです。
今回は128穴のプラグトレーを用い緑枝挿しに挑戦です。春の挿し木では切って水に漬けて黒マルチに挿しただけでしたが、今回はセオリーどおり、先端は斜めにカット、下部の葉は落として切り口に傷がつかないよう丁寧に土をかけます。市販の挿し木用の土にウチの畑の土、鹿沼土、また鹿沼土と畑土の混合といろいろ見比べてみることにしました。

正直成功する気がしません。春に行う挿し木のときに枯れてしまった部分を抜いて「緑枝挿し」をしたことがあるのですが、ほとんど失敗しています。すでに葉をつけている分、要求する水の量が多いのだと思います。それに対応できるだけの根気と愛情が私には足りないのでしょう。
また緑枝挿しでは発根促進剤の効果が高いようですが、私は敢えて用いません。ウチで作付けしている農産物はすべて無農薬・無化学肥料のいわゆる有機栽培ですが、ラベンダーをはじめとする庭木や草花でもその考えを踏襲しています。私の誤解かもしれませんが発根促進剤はホルモン剤であり、トマトの実つきをよくするホルモン剤「トマトトーン」が有機農業の世界では否定されているのに倣っています。ここはどうしても譲れないところで、促進剤の使用不使用についての比較は残念ですが行いません。
ラベンダーの殖やし方について、挿し木以外の方法も模索しながら実験を続けてみたいと思います。
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このブログは北海道富良野地方のラベンダー発祥の地・上富良野町東中地区で農的な暮らしを目指している管理人が、富良野を訪れる観光客への有意義な情報の提供と、全国でラベンダーの栽培に取り組む方との交流を目的に作成しています。

赤玉土の小粒が当方の実験結果一番良いでしたよ。
挿し床も49穴のトレーが水の管理も楽でした。
独り言でした!!
by ibaraki より。
挿し木と言えば、今年の二月に雪で折れた枝をその辺に適当に挿して置いたら、春になって見事に発根しました。
霜が降りた朝等は、持ち上げられて地面に横たわっていたりしましたが、その都度挿し直して気がついた時に水を遣っていたら見事に根付きました。
真冬の寒い時期だったので、一種の休眠枝挿しになったのかも知れませんね。
ところで、挿し木や種蒔きに赤玉土を推奨している園芸書が多いのですが、赤玉土は弱酸性です。
ラベンダーはアルカリ性用土と言うのと矛盾するような気がしますが、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。