タネ蒔き作戦(二章)

2008 年 4 月 19 日
カテゴリ: タネを蒔く

4月3日に播種したラベンダーの中間報告です。播種箱を2つ用意し、1つは無処理、1つは雪の下に1週間(当初10日間を予定していましたが雪融けが早く短くなりました)置きました。4月17日時点(2週間後)ですべての発芽状況をチェックしました。想定どおりの結果だったものと予想外だったもの、どう解釈したらいいかという結果もありますが、まずはありのままの状況をお伝えします。

ラベンダーの発芽
タネから育てるのは挿し木とは違った難しさとおもしろさがあります。

無処理(14日目)与冷処理(7日目)
濃紫3号(自家)5/2002.5%62/20031.0%
おかむらさき(自家)4/2002.0%30/20015.0%
サカタのタネ31/3393.9%26/3378.8%
トーホクシード0/2000%1/2000.5%
ダイソー28/5550.9%25/55 45.5%
某無名百円ショップ0/200%0/200%
濃紫(越冬後採種)0/2000%-
濃紫(すり鉢でする)7/2003.5%-
濃紫(冷蔵庫)-3/2001.5%
濃紫(冷凍庫)-0/2000%

まず特筆すべきはサカタのタネの圧倒的な成績の良さです。ほとんど発芽するといってもいいくらいの発芽率で、蒔いただけでこれだけ出るのはただただ驚きです。驚いた勢いでサカタのタネさんに問い合わせさせていただきました。

品種名:ハイデコートブルー(Hidcote Blue) 青紫色の花穂が美しい品種です

とのことです。一般にはヒドコート・ブルーで通っているでしょうか。これだけ優秀ならばラベンダーをタネから育ててみたい方には一押しといえるでしょう。

サカタのタネと対照的に圧倒的に発芽率の悪いのはトーホクシード。この結果には正直がっかりです。小袋には「07年11月発芽率30%以上」と書かれているにも関わらずです。もっとも「1ヶ月近くかかりパラパラと芽が出ます」とも書かれていますのでもうしばらく様子を見ましょう。
でもラベンダーの発芽率なんて本来こんなもんです。

予想外に善戦したのが百円ショップダイソー。ほとんど期待していなかっただけに50円で50本発芽したのですからコストパフォーマンスに優れています。某無名百円ショップの本当にフレンチかどうか怪しいタネは予想どおりの発芽ゼロで論外。

これら市販のタネでは処理による違いははっきりしませんでしたが、自家採種した濃紫3号とおかむらさきでは与冷処理による明らかな効果が確認できました。一方で比較のために用いた「越冬後のタネ」は空振り、「すり鉢」は目立った効果なし。同時に試した土をかけた方がいいかどうかの実験は、成績が振るわずよく分かりませんでした。
また同じ与冷処理だったはずの冷蔵庫、冷凍庫とも特に効果はありませんでした。冷蔵庫の庫内温度が高かった(弱設定・10℃くらい)ために冷蔵の意味がなかったと考えられます。冷凍では発芽しなかったのは、越冬したタネが発芽しなかったことと関連があるのかもしれません。与冷処理の最適な温度帯は凍る直前(チルド)という仮説は立てられるでしょう。

まだしばらくこのまま管理は続けようと思いますが、先に発芽したものは日光を欲しがり、まだ発芽しないものは湿度を欲しがるという相反する条件を維持するのは難しく、これ以上あまり発芽率の向上は望めないでしょう。

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ラベンダー発祥の地碑このブログは北海道・富良野地方のラベンダー発祥の地・上富良野町東中地区で農的な暮らしをしている管理人が、富良野を訪れる観光客への有意義な情報の提供と、全国でラベンダーの栽培に取り組む方との交流を目的に作成しています。

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