ラベンダーは多年草?

2005 年 8 月 1 日
カテゴリ: ラベンダー豆知識

毎年初夏に花をつけるラベンダー。多年草と説明している本やサイトもありますが、栽培管理している立場からすれば多年草ではなく、常緑小低木というほうがしっくりします。
冬を越したラベンダーはその株元が木質化します。その木質化した部分から新しい新芽が伸びて花をつけます。このことからもラベンダーは木であるといっていいと思いますが、殖やし方の観点からもラベンダーが木であることがわかります。

ラベンダーは基本的に「挿し木」で殖やします。実生から殖やすこともできますが形質が一定でないため挿し木の方が一般的です。多年草(宿根草)の場合は一般的に株分けで殖やすことができますがラベンダーは株分けすることができません。
ラベンダーは地上部(葉や花)と地下部(根)は1本の茎(木)でつながっています。つまりラベンダーを株分けするということは、1本の木を二つに割ることになります。やってできないことはないかもしれませんが傷めることになるでしょう。
ラベンダー(少なくとも富良野のラベンダーが属するイングリッシュ系)は多年草ではなく「木」と表現すべき、というのが私の考えです。

満開=見ごろではないラベンダー

2005 年 7 月 24 日
カテゴリ: ラベンダー豆知識

ラベンダーの見頃の状態を表現するのに、各市町では見頃指数を10段階評価で表し「○分咲き」という表現用いていません。これはラベンダーの見頃の進行具合と開花の進行具合が一致しないために用いているものと思われます(この表現自体には問題点が多々あり各市町の見頃指数に関する考察で指摘しています)。
特に早咲き(濃紫3号)の場合花をつける以前のつぼみの状態が一番青紫色の濃い状態で、花が咲くと薄くなります。「5分咲き」くらいの状態がピークで、満開のときは先に開いた花が茶色く枯れ、全体的に黒っぽく沈んだように見えます。
現在は早咲きが見頃のピークを若干過ぎ、遅咲きが見頃のピークを迎えています。花が黒くなる主な要因は降雨と考えられますので、今度雨に当たるといっぺんに色が薄黒くなるでしょう。

富良野のラベンダー基礎講座

2005 年 7 月 11 日
カテゴリ: ラベンダー豆知識

一口にラベンダーといってもさまざまな品種があります。その品種のグループ分けにもさまざまな見解がありますが、ここでは日本で流通している品種の代表的なグループを取り上げ、その中で富良野のラベンダーがどの位置にあるのかみていきます。

スパイカ ラベンダーグループ
  • コモンラベンダー系(別名・イングリッシュ・トゥルー・真正・アングスティフォリア)
  • ラバンジン系(コモン系とスパイクラベンダーの交配種)
  • スパイクラベンダー他

一般にラベンダーといえばこのグループを指します。中でも富良野のラベンダーが属するコモンラベンダー系は色も香りもよく、さまざまに利用されています。 

ストエカス ラベンダーグループ
フレンチラベンダーとも呼ばれ、ウサギの耳のような苞葉が特徴です。富良野では越冬できないため見ることはできません。
プテロストエカス ラベンダーグループ
葉に切れ込みが入ったものが多く、四季咲き性を発揮します。寒さには弱く富良野では栽培されていません。

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早咲きは開花直前から見ごろのピーク

2005 年 7 月 9 日
カテゴリ: ラベンダー豆知識

ここ数日の低温でラベンダーの生長も足踏み状態ですが、早咲きは開花まで秒読み段階です。早咲きの場合はつぼみの状態がもっとも色が濃く、花が咲き出すと淡い青紫となります。

富良野駅前・植え込み
開花し始めた状態(05/07/08撮影)

各市町がラベンダーの見頃指数を表示していますが、定義では「開花はじめ」の状態が指数5ということですが、遅咲きの場合はそれでいいのですが、早咲きの場合は開花直前も十分見頃といえます。したがって私の個人的見解ですが、見頃指数10でいいと考えています。

各市町のHPをチェックする中で、ふらの観光協会の富良野よくある質問・ラベンダーの最盛期はいつ? で見頃の時期を解説していますが、おかしな部分が目に付いたので指摘しておきます。
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このブログについて

ラベンダー発祥の地碑このブログは北海道・富良野地方のラベンダー発祥の地・上富良野町東中地区で農的な暮らしをしている管理人が、富良野を訪れる観光客への有意義な情報の提供と、全国でラベンダーの栽培に取り組む方との交流を目的に作成しています。

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