富良野では一般に濃紫3号=早咲き、おかむらさき=遅咲きと呼ばれていますが、これは富良野を代表する2品種の相対的表現に過ぎません。この両者の見頃のズレはせいぜい1?2週間というところで、7月いっぱいで見頃のピークは過ぎてしまいます。
例年に比べ1週間ほど見頃の時期が遅れた今年も、ラベンダーシーズンはほぼ終わりにさしかかっています。盆地のほとんどのラベンダー園では見頃を過ぎつつありますが、標高の高いところではまだ見頃のピークの場所もあります。
見渡す限り一面のラベンダー、というのは今年は終わりですが、秋にかけて多少はラベンダーを楽しむことができるところもあります。秋のラベンダーで有名なのが富良野市麓郷にあるハーブガーデン・ポプリの里。早咲き(濃紫3号)を用い、適宜花を刈り込むことで見頃の時期を調整しています。
ガイドブックなどではこの時期をずらしたラベンダーをポプリの里の専売であるかのように紹介されていますが、私が確認した限り、町営ラベンダー園・彩香の里(二番咲きと呼んでいる)・ハイランドふらのなど、いくつかのラベンダー園で取り組まれています。ただしその技術が必ずしもうまくはないため決してきれいとはいえず、パラパラとしかつぼみをつけていないといった状態なのは残念です。
ポプリの里がこの点上手なのは小さな株を密植し、丁寧につぼみを摘んであること。毎年更新しているのかもしれません。
これからのシーズンの各ラベンダー園はサルビアやマリーゴールドといった花の方がメインになりますが、中には人知れず咲いているラベンダーもあるかもしれません。そんなラベンダーを探してみるのもいいでしょう。